是非ご来場ください ― 2012年09月13日 13時53分
セレーノ四重奏団が今回演奏させていただく「仙台市青年文化センター
コンサートホール」は、今現在改装工事中です。
ホールの特徴でもあったステージ上の「階段」を取り払うほか、
舞台床も張り替えるということで、普段定期公演を行っている仙台フィル
(特に私たちチェロ、コントラバス奏者にとってはステージの床の材質に
よって全く音の鳴り、音質まで違うということもあって)としては、
どのように音が変わるのかとても楽しみなところです。
せんくらでの仙台フィルの公演はすべてイズミティで行われますので、
オーケストラで演奏した場合の変化を確かめていただけるのは
10月定期公演まで待たなければなりませんが、一足先にカルテットでも
充分に違いを体験していただけるのではないかと思います。
そういった意味でも皆さま是非セレーノ弦楽四重奏団のコンサートへ
ご来場ください。
写真はせんくら2010、青年文化センターコンサートホールでのセレーノ
公演。舞台後方に見えるバルコニーのようなものが取り払われるそうです。
セレーノ弦楽四重奏団 原田哲男(チェロ)
マイナー路線?だけど幸せ ― 2012年09月12日 20時49分
せんくら2012年公式ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
セレーノ弦楽四重奏団ブログ終わりの2日間を書かせていただきます、
チェロの原田哲男です。
私たちがせんくらで弾かせていただくのは今回で6回目。
ベートーヴェン、モーツァルトやシューベルトといった作曲家の曲を
取り上げていましたが、時には現代曲やショスタコーヴィチといった
わりとマイナーな路線へ・・・。
そして今年はコダーイの四重奏曲に辿りついてしまいました。
もしかしてコダーイの四重奏曲が好きだ!という方っていらっしゃい
ますか? いやいらっしゃるかもしれません。
なぜなら、小川さんが書いていたように、ラジオ「OTTAVA」でリスナー
に寄せていただいたお勧めアンコール曲の中に、私たちが聞いた
こともないような作曲家、曲がずらーっと並んでいましたので。
恥ずかしながら私はコダーイの四重奏曲の存在すら知りませんでしたが、
弾いてみるとこれがなかなか良い曲なのです。
こういった新しい曲との出会いは演奏する私たちにも、そして聴いて
下さるお客様にとってももしかしたら今後の音楽人生をより豊かに
広げるかもしれないという意味で大変幸せなことではないかなと思います。
写真はコダーイの四重奏曲スコア。
輸入楽譜のため購入先によって値段がまちまちです。
実は、リハーサルの時に先日同じスコアの写真を載せていた佐々木氏
よりも1000円も高く買っていたことが発覚!
しかも本番を迎える前にしてすでにページの接着部がはがれて
バラバラになりそうな雰囲気・・ダブルでショックです。
セレーノ弦楽四重奏団 原田哲男(チェロ)
トリオのご紹介 ― 2012年09月12日 09時57分
仙台フィルを退団して、早くも1年と、半年たとうとしています。
今は、沢山のオーケストラにお声をかけていただいて、
客演首席奏者として、演奏しています。
あちらこちらで、一期一会の出会いを大切に演奏会にのぞむ。
とても刺激的な日々を送らせて頂いています。
でも、そうした今があるのも、仙台での11年半があったからです。
応援していただき、そして育てていただいた仙台の皆様には
心から感謝しています。
昨年はお休みしました、福田進一さん、荒川洋さんとのトリオでも
出演します。このトリオも早いもので3回めになります。
スケールの大きな音楽で私達共演者やお客様を包み込んでしまう、
大ベテランの福田さん。
輝かしい音色と共に作曲でも魅せてくれる新日本フィル首席奏者の
荒川さん。お二人とも素晴らしい音楽家であるだけでなく、
とてもユーモアもあり、楽しい方々です。
どんな素敵なコラボになるのか、今からとても楽しみです。
9月29日の3時45分。青年文化センターのシアターホールです。
セレーノ弦楽四重奏団 佐々木真史(ヴィオラ)
演奏曲について ― 2012年09月11日 10時10分
皆様こんにちは。
お元気ですか?元仙台フィル首席ヴィオラ奏者の佐々木真史です。
今年もセレーノ弦楽四重奏団と、フルート、ヴィオラ、ギターのトリオで
せんくらに出演させていただきます。
毎年毎年本当に有難いことと感謝いたしております。
今年のセレーノはコダーイの弦楽四重奏曲第1番と、
ヴォルフのイタリアのセレナーデを演奏します。
コダーイは個人的に、とても好きな作曲家の一人で、
第2回せんくらの私のコンサートでも、2つのヴァイオリンと
ヴィオラのためのセレナーデを取り上げました。
日本ではあまり演奏機会の多い作曲家では無いですが、
バルトークと共に、ハンガリーの伝統的な民謡を採集して、
それを自作に取り込むことで、後世に伝えた業績は
良く知られています。
ハンガリー固有の民謡風な音楽は歌に溢れていて、
どれも大変魅力的です。
今回演奏します、弦楽四重奏曲第1番は、四十分近くかかる、
超大作ですが、コダーイらしい、民族色に溢れた魅惑的な音楽です。
ヴォルフのイタリアのセレナーデも、ウィットに富んだ、
明るく楽しい小品です。
会場でご一緒に楽しめますのを楽しみにしております。
セレーノ弦楽四重奏団 佐々木真史(ヴィオラ)
OTTAVA ― 2012年09月10日 10時49分
今回セレーノSQは、アンコールの選曲をあるところで公募しました。
私は仙台フィルに所属していますが、インターネットラジオの
無料クラシックチャンネル、OTTAVAという番組が、震災以降
ずっと仙台フィルを応援してくださっています。
月曜日から木曜日まで毎日、夕方六時から十時までの番組の中、
案内役の斎藤さんの楽しいトークと、リスナーさんたちのリクエストで
成り立っています。
その中に仙台フィルコーナーがあるのです。
これって普通できないことだと思うんですよ。
なんのメリットもないのに毎日、私達の活動について話してくださったり、
リスナーさんがコンサートにいらしてくださって、あのラジオネームは
こんな人だったかー…なんて交流も。
アンコール公募したのは、コダーイとヴォルフというプログラムに
合うものが正直イメージがわかなかったからなんです。
集まった曲はなんと40曲あまり。
びっくりしました。
なんでそんなに浮かぶの??
私達四人に合った、でも仙台で弾くにふさわしい一曲を選びました。
お楽しみに!
ホールでお待ちしています。
セレーノ弦楽四重奏団 小川有紀子(ヴァイオリン)
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