最後に・・・2012年08月19日 09時45分


震災後、生き残った貴重なホールにて行うはずだったその演奏会は、
せんくら出演者、ヴァイオリンの西江辰郎さんとチェロの原田哲男さん
との演奏会でした。

消滅してしまったその演奏会を復活させ、今年10月13日(土)開催致します。


<音楽の旅 第八弾 シューマンとブラームスの室内楽>

2012年10月13日(土) 14:30開演
常盤木学園 シュトラウスホール

シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番
ブラームス:チェロソナタ第2番
ブラームス:ピアノトリオ第1番

ヴァイオリン:西江辰郎
チェロ:原田哲男
ピアノ:高橋麻子

もしお時間がありましたら・・・。
お問い合わせは takahashiasako@gmail.com までお願い致します。


髙橋麻子(ピアノ)

音楽によるつながり2012年08月18日 10時43分

震災後、予定していた演奏会は全てキャンセル、
または延期となりました。

四日間の停電、十数日の断水、ガス復旧までにほぼ一ヶ月という
状況下、ただ生きるために生きているような毎日でした。

音楽を仕事として一生携わるということに、初めて疑問を感じました。

何と役に立たないことをやっているのだろう。
全てがそろった平和な状態でないと、こんなに必要とされないもの
なのだろうか。
私には誰のことも助けることができない。

仙台市内の音楽ホールは4つだけ生き残り、他はしばらく使えない
状態でした。

その貴重な4つのうちの一つを、私は自分の演奏会のために
予約してありました。
しかし、その貴重な演奏の場をもっと多くの人とつながりに活かせ
ないかと思い、急遽、「宮城学院女子大学音楽科OG有志による
チャリティコンサート」に変更し開催しました。

震災後の混乱の中、知り合いに片っ端から連絡したところ、
合唱参加者として137名ものOGが出演を希望してくれました。
余震の中、皆で練習し、当日は会場全体が一つの思いでつながり、
皆が涙した演奏会となりました。

このチャリティコンサート活動は、インターネットを通じて、遠く富山の
方々の心ともつながり、富山の強力なスタッフたちにより、今年2月
富山公演が実現しました。

宮城学院女子大学音楽科OG有志によるチャリティコンサートは
今後も続いて行きます。

この11月には多賀城にて、来年2月には再び富山にて開催予定です。

音楽により多くの方々のあたたかな心とつながり、その思いは遠くまで
届き、皆と音楽をすることができますことに、感謝しています。


髙橋麻子(ピアノ)

髙橋麻子です2012年08月17日 10時00分


今回、初めてのせんくらにて、9月30日、ショパンのスケルツォ4曲と
幻想即興曲を演奏させて頂くことになりました。

私は仙台出身、ベルリンとザルツブルグに7年程留学しましたが、
帰国後も仙台在住、宮城学院女子大学音楽科にて講師をし、
同時に演奏活動をしています。

震災で、私の生徒たちはたくさんのものを失いました。
家を流された学生、原発のため家に帰れず避難し続ける学生、
そしてお母様とともに津波にのまれ命を落とした学生がいます。

その亡くなった生徒が最後に弾いていたのがスケルツォ2番でした。

今回、スケルツォ4曲という依頼を受けた時には正直、悩みました。
震災後、涙で最後まで聴くことさえできず避けてきたスケルツォを、
私は弾くことができるのだろうか?と思いました。

しかし、その生徒が、弾いて欲しいと言っているようにも思い、
今回弾かせて頂くことになりました。

津波から奇跡的に救助された、彼女のお祖母様とお話しましたが、
当日聴きにいらしてくださるとのことでした。

心をこめて準備したいと思います。


髙橋麻子(ピアノ)