夜中の練習の果てに・・・2012年09月22日 10時41分


今日は、せんくらで演奏する曲目についての説明を
してみようと思います。

演奏家にとって、プログラムを決めるというのは、大事なひと仕事です。
特にチェンバロの曲は小品が多いし、色々な組み合わせが可能なので、
あれこれパズルみたいになってしまうこともあります。
一度提出してもまた変更したり、曲順を変えたり、ついつい
マネジャーの手間を増やしてしまいます。
曲を決めるにあたって3つの重要なポイントがあります。
まず、会場!次に楽器!それから客層!

というわけで、まだ行ったことのない会場ですと、客席数や響きの
具合の情報を集め、音響を想像してみることから始まります。

そもそもチェンバロという楽器は、コンサートホールではなく貴族の
サロンで聴くものなのですから。(そんなもの今はないって!)
しかし現代でも音響が素晴らしいホールで、キャパも少なめであれば
チェンバロのいい音を聴くことはできます。
ですから、せんくらの会場は2年前の記憶を引っ張り出してきます。

次に楽器はといえば、誰がいつ頃製作した楽器で、モデルは何か?
ということが基本の情報です。
せんくらは、蔵王の木村雅雄さんのフレンチで、もう何度も弾かせて
いただいています。
木村さんとは高校生の時からのお付き合いなので長いですよー。
お客さま層も2年前の記憶を辿って、なんとなくイメージしてみたり
します。あらら、前置きが長すぎたので本題はまた明日ね!

*おまけ*
今日の写真は、パリの空港で買ってきたカルバドスをお気に入りの
グラスで。皆さん、楽器の上に飲み物を置いてはいけませんよ~!


曽根麻矢子(チェンバロ)

こんにちは!2012年09月21日 09時06分


こんにちは。チェンバロの曽根麻矢子です。
2年ぶりのせんくら、楽しみにしています。

私は只今チェンバロ・フェスティバルの準備に燃えています。
仙台から戻って1週間後に開幕なのです!
自分一人が会場に移動して演奏するだけっていうのは、
ある意味楽なことだと実感します。

仙台には親友が待っているので、本番後に親友とシャンパンで
乾杯するのも実はとても楽しみなのです。
なにしろ今月はワイン抜きの麻矢子です。
(ワインの栓抜きじゃないよ、ワインなしという意味)

「あれれ?この前一緒に飲んだじゃん?!」という方、
その夜は「ワイン抜き期間の息抜き」です。
そうそう、あまり張りつめるのはよくないですからね。
毎日飲んでも美味しいと思うのに、たまに飲むと更に更に美味しい
と思えますね。
明日夜に「息抜き」の予定があるので、それを楽しみに今日も
めちゃくちゃ頑張ります!


曽根麻矢子(チェンバロ)