仙台といえば・・・「杜の都」「青葉城恋唄」 ― 2012年09月26日 10時01分

九州育ちの私が、仙台に来るまで抱いていたごくわずかなイメージです。
もちろんこの二つはその単語だけで仙台の魅力を、
いわば憧れを持つような気持ちとともに想像することが出来ますが、
体感してみないと分からない本当の仙台の良さは、食べ物のこと、
環境のことなど、まさに生きていくのに大切なこと全般にわたります。
そして、音楽に携わっている私たちにとっては、このせんくらのほか、
仙台国際音楽コンクールなどを街をあげて開催している「楽都仙台」
で活動できることがいかに幸せかということを日々実感せずに
居られません。
ちょうどオーケストラに入団した頃、先輩団員に言われた言葉が
今でも記憶に残っています。
「ヨーロッパのどのような小さな街にもオーケストラがあって、
そこで長く活動を続けるベテランの楽員は街の人たちから親しまれ、
尊敬されている。」クラシック音楽はよく、敷居が高く近寄りがたいなど
と言われることがありますが、仙台には彼の言葉のように、
オーケストラに親しみ、その存在を街の誇りと思ってくれるような
雰囲気があるような気がします。
せんくらでは、私のようなオーケストラのメンバーにも、また地元の
演奏家にも多くの機会を与えてくださっていて、そのことが聴き手と
演奏者をより近づける役割を果たしているのではないかと思います。
まさに街をあげての「楽都仙台」で親しみやすい〈敷居の低い?〉
コンサートの数々を十分にお楽しみください。
写真はせんくら2011での仙台フィル公演です。
原田哲男(チェロ)
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