トリオのご紹介2012年09月12日 09時57分


仙台フィルを退団して、早くも1年と、半年たとうとしています。
今は、沢山のオーケストラにお声をかけていただいて、
客演首席奏者として、演奏しています。

あちらこちらで、一期一会の出会いを大切に演奏会にのぞむ。
とても刺激的な日々を送らせて頂いています。
でも、そうした今があるのも、仙台での11年半があったからです。
応援していただき、そして育てていただいた仙台の皆様には
心から感謝しています。

昨年はお休みしました、福田進一さん、荒川洋さんとのトリオでも
出演します。このトリオも早いもので3回めになります。

スケールの大きな音楽で私達共演者やお客様を包み込んでしまう、
大ベテランの福田さん。
輝かしい音色と共に作曲でも魅せてくれる新日本フィル首席奏者の
荒川さん。お二人とも素晴らしい音楽家であるだけでなく、
とてもユーモアもあり、楽しい方々です。
どんな素敵なコラボになるのか、今からとても楽しみです。
9月29日の3時45分。青年文化センターのシアターホールです。


セレーノ弦楽四重奏団 佐々木真史(ヴィオラ)

やさしさに包まれて2012年09月12日 10時20分


これでラスト。
最後はマリン・ミュージックが、田原さんと一緒にお届けします。

私たちの活動が少しずつ広がっています。
去年3月のコンサートから始まったばかりですが、MHKSの
プロデュースで去年5月には東日本大震災のチャリティコンサートを、
また今年の1月にも童謡コンサートを行いました。そこでは田原さんも
出演して、マリン・ミュージックの子どもたちと息の合った演奏を
披露しています。


ところで…MHKSって何?と思われた方も多いのでは。
“ミュージックプロデュース MHKS”が正式名称で、MHKSはMusic for
Hearts Keeping on Smile の略です。
そしてそれは、“上質な音楽を通じて人と人とのつながりの大切さを
見つめ直し、音楽と共に新しい出会いを創り出そうとするミュージック
プロデュース集団”なのです。
田原さんもそのメンバーのひとりで、小さな集団ながらも、何とか
この地にしっかりと音楽の輪(和!?)を根づかせて若いアーティストたち
が活動していける環境をつくりたい、と奮闘しています。


もうすぐですが、せんくらのステージでも、田原さんと私たちの息の
合った演奏をお楽しみいただけると思います。
皆さんがよくご存知のあのピアノ曲、そして懐かしい童謡…
それらを“ぎゅっ!!”と凝縮してお届けします!

マリン・ミュージックの子どもたちが大好きな歌をたくさん歌います。
皆さんも知っている歌は、ぜひ一緒に歌ってくださいね。
やさしさに包まれて…。


田原さえ(ピアノ)&マリン・ミュージック(合唱)

マイナー路線?だけど幸せ2012年09月12日 20時49分


せんくら2012年公式ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
セレーノ弦楽四重奏団ブログ終わりの2日間を書かせていただきます、
チェロの原田哲男です。

私たちがせんくらで弾かせていただくのは今回で6回目。
ベートーヴェン、モーツァルトやシューベルトといった作曲家の曲を
取り上げていましたが、時には現代曲やショスタコーヴィチといった
わりとマイナーな路線へ・・・。

そして今年はコダーイの四重奏曲に辿りついてしまいました。
もしかしてコダーイの四重奏曲が好きだ!という方っていらっしゃい
ますか? いやいらっしゃるかもしれません。
なぜなら、小川さんが書いていたように、ラジオ「OTTAVA」でリスナー
に寄せていただいたお勧めアンコール曲の中に、私たちが聞いた
こともないような作曲家、曲がずらーっと並んでいましたので。

恥ずかしながら私はコダーイの四重奏曲の存在すら知りませんでしたが、
弾いてみるとこれがなかなか良い曲なのです。
こういった新しい曲との出会いは演奏する私たちにも、そして聴いて
下さるお客様にとってももしかしたら今後の音楽人生をより豊かに
広げるかもしれないという意味で大変幸せなことではないかなと思います。

写真はコダーイの四重奏曲スコア。
輸入楽譜のため購入先によって値段がまちまちです。
実は、リハーサルの時に先日同じスコアの写真を載せていた佐々木氏
よりも1000円も高く買っていたことが発覚!
しかも本番を迎える前にしてすでにページの接着部がはがれて
バラバラになりそうな雰囲気・・ダブルでショックです。


セレーノ弦楽四重奏団 原田哲男(チェロ)