サヴォンリンナ音楽講習会 ― 2012年09月03日 10時19分

こんにちは!
今日はこの夏に参加した音楽講習会について書かせていただきます。
今年はなんとフィンランドの講習会へ!
私にとって初めてのフィンランド滞在ということもあり、毎日が新鮮で
刺激に溢れたものとなりました。
会場はフィンランドのサヴォンリンナという、湖と古城が美しい街でした。
サヴォンリンナは、毎年世界的なオペラフェスティヴァル、
またバレエフェスティヴァルが開かれることで有名です。
この講習会ではソロのレッスンの他に室内楽も受講することができ、
講習会参加者の生徒と先生によって、グループが編成されます。
私はメンデルスゾーンのオクテットで第一ヴァイオリンを、その他にも
ブラームスのピアノクインテットを演奏しました。
フィンランドからはもちろん、ドイツやアメリカ、オーストラリア、
キューバ、エジプトなど、様々な国籍のメンバーや先生との演奏でしたが、
短い期間の中でお互いへの理解を深めながらコンサートに向けて
曲を練り上げていくのは、本当に楽しいものでした。毎日レッスンや
リハーサルに追われながらも、充実した日々を過ごすことが出来ました。
今日の写真は、メンデルスゾーンのオクテットのコンサート会場となった
ケリマキ教会(Kerimäki Church)の内部です。
この教会は3400席を持つ世界で最も大きな木造教会として有名です。
白い木製の壁が非常に美しく、ろうそくと窓から差し込む光が、
幻想的で厳かな雰囲気を醸し出していました。
もちろん、モーツァルトの協奏曲にも日々取り組んでいました!
次回はモーツァルトについて書かせていただきます。それではまた!
佐藤 優芽(ヴァイオリン)
神田将さんとの公演 ― 2012年09月03日 10時45分

《ピアノとエレクトーン「オトコふたりでガチコンチェルト!」》
今回の公演の一つにエレクトーン奏者、神田将さんとのラフマニノフ
のピアノ協奏曲の公演があります。
僕が心から尊敬しています神田将さんとは過去に何度か共演させて
いただいておりますが、いつもはサックスの方やドラムの方等複数
での編成でしたので二人での公演は初めてです。
神田さんとは今年もいくつかの公演でご一緒させていただきますが、
去年、一昨年と鹿児島や離島の学校を周る神田さんの学校公演
ツアーにも同行させていただきました。
人前でピアノを弾くことに抵抗を感じ、音楽の素晴らしさを忘れかけて
いた僕に、学校公演を通し音楽の楽しさを再確認させてくださった方
が神田さんです。
そんな尊敬してやまない神田さんとせんくらで二人でコンチェルト
というおもしろい企画!!
二人でコンチェルト!!!なかなか聴けませんよ(笑)
本当に楽しみにです♪
米津真浩(ピアノ)
もうすぐ70才の恋人 ― 2012年09月03日 16時57分

私が小学校5年生の頃から共に歩んで来たパートナーのピアノです。
それまでアップライトよりさらに小さいスピネットを弾いており、
ショパンのワルツを勉強し始めてさすがに連打やペダリングに限界を
感じて買い替えたのがこのピアノで、今でも大事に私を支えてくれています。
NYに住んでいたいた頃買ったのですが、調律の方にいろいろ探して
頂いた中でもっともしっくり来たのがこの1943年生まれのNYSteinway。
今ではなかなかなくなってしまったマホガニーの本体と象牙の鍵盤です。
一度弦を張り替えましたが、元の弦の低音部は純銀でした。
当時は何も考えず業者の方に預けてしまいましたが、今になって
「あれだけの銀があればかなりのジュエリーが作れたかも!!」
などと悔やまれます(笑)。
それほど大きいピアノではないですし、当然コンサート会場にある
ものとは音量もタッチも違うので本番前はスタジオに練習しに行くことも
ありますが、やはり音色がたまらなく良いので、今の自分の「音」という
のはこのピアノによって作られていると思います。
おっきな地下スタジオにドーンとフル・コンを2台並べてガンガン練習
してみたい気ももちろんなくはないですが、海外ではかなり偉い先生や
音楽家でも意外と古ーいピアノを愛用し続けていたりしますし、
私もこの恋人と末永く添い遂げたいな、と思っています。
三舩優子(ピアノ)
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