仙台 ― 2012年09月01日 10時34分

こうしてせんくらに呼んでいただけるようになったきっかけ、
それが「第4回仙台国際音楽コンクール」でした。
実は、当時の自分は多くのことで悩んでおり、ピアノに触れることに
恐怖を感じ、音楽に向き合える状態ではなかったのです。
そんな時に出場した仙台音楽コンクール。今回一緒に出演させて
いただく大切なメンバーや、事務局の方をはじめ素晴らしい関係者様
との出会いの時でした。
多くの方に温かい言葉をいただき、少しずつ自分の音楽と向き合う
ことができるようになった自分にとって大きな転機となる出来事でした!!
そうした大切なメンバーと今年もせんくらに出演させていただくことが
できとても嬉しいです。
そんなメンバーと会えること、一緒にひとつのステージを作り上げ、
皆様と音楽を共有できること、楽しみにしております♪
米津真浩(ピアノ)
ニューアルバム ― 2012年09月01日 10時54分

ブログ2日目です☆
8月22日に新しいアルバムが出ました。前回のバーバー作品集と
同じオクタヴィア・レコードからで、「南米作品集」です。
曲目はこんな感じ:
ヴィラロボス:南アメリカ
ヒナステラ:・アルゼンチン舞曲集
・組曲「クレオール舞曲集」
ピアソラ:・3つの前奏曲 ピアノのための
・ピアノのための組曲 作品2
・ 天使のミロンガ
ピアソラは今年没後20年の記念イヤーでもありますが、おそらく
一番馴染みのある有名な曲と言えば「リベルタンゴ」ですよね。
今回はピアソラの作った“ピアノ曲”にこだわり、彼が一時的に
クラシック作曲家を目指していた時期に作曲された作品などを入れて
みました。いわゆるバンドネオンの彼独特の世界もありますが、
とても前衛的だったり、逆に美しくリリカルなメロディーが際立ったりと、
おもしろい曲ばかりです。
ヒナステラはピアソラの先生だった人。アルゼンチンを代表する作曲家で、
技巧的にも音楽的にも作品の完成度の高さには唸ります。
そして曲順でかなり悩んだ末、1曲目にもって来てホントによかった!
と思ったヴィラ=ロボスの「南アメリカ」。
「赤ちゃんの一族」など名のある曲集はありますが、この作品と南米の
イメージの象徴として、あえてこの「南アメリカ」を選びました。
ゆったりとしていながら、突然燃え上がる情念。その激しさのスケール
感が実に心地よく感じる曲です。
このジャケ写も実は結構苦心しました!
「おとな」なイメージにしたかったのですが、どんなポーズがしっくり
来るのかなかなか決まらず・・・結局自分でふと髪を崩してイメージ
だけでささっと取ったポーズが意外といいかも♡となり、デザイナーさん
の手によって素敵な作品に仕上げて頂きました。
録音、撮影、仕上げ...と、信頼のおける素晴らしい方々の一流の
仕事によって作られた大切な新譜です。
個人的には「もう1回弾き直したーい!」という心境ですが、
そうしていると永遠に先に進めないので(笑)。
リサイタルではこの中からも演奏しますのでよろしくお願い致します!
三舩優子(ピアノ)
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