音楽祭 その1 ― 2012年08月05日 10時41分

せんくらブログ3日目!
今日は私が参加した事がある“音楽祭”について、
いくつか書いてみたいと思います。
まず先月参加したばかりの霧島国際音楽祭。
(写真は滞在したホテルの部屋からの景色。
温泉地なので、その煙がいくつも見えます!)
国際という名前が付いている通り、韓国、台湾、ドイツ、アメリカ、イタリア、
イギリス、ポーランド、ロシア、と様々な国から演奏家が参加していました。
講習会に参加した生徒も色々な国から来ているので、レッスンは英語
を使う事が多かったです。
自分の語学力の無さを痛感しましたが(ドイツ、フランスに留学したんで
すけどね…)、優秀な生徒達から刺激を沢山受けました。
十代、二十代の吸収力の凄さ、器用さには羨ましくなります。
また先輩演奏家の知識の深さ、音色の豊かさには、その方々の人生が
滲み出ている様な気がして、とても憧れました。
色々な世代と音楽で交流させて頂いたおかげで、自分のこれからの
目標を新たにいくつか持つ事が出来ました。
また、ボランティアスタッフの皆様の心のこもったおもてなしには、
感激!名物・黒豚の美味しかった事!!
滞在ホテルの近くの料理屋さんも、音楽祭初参加の私の名前を
すぐ覚えて下さり、「神谷さん、神谷さん」と親しくお声掛け下さり、
とってもアットホームな雰囲気をつくって下さいました。
霧島に来年また伺えるのが、今からとても楽しみです。
神谷未穂(ヴァイオリン)
SLに乗って・・・inスイス ― 2012年08月05日 11時03分

昨日の写真、プロが写したものではありません。
空気が綺麗だと誰が取ってもああなるのかも~
Brienzから、このSLに乗ります。
急勾配のため、車両はもともと斜めなんですね。
僕は別に電車オタクではないんですが、興味津々。
西江辰郎(ヴァイオリン)
修行時代に先生に言われた印象的な言葉【3】 ― 2012年08月05日 13時33分

「明日から音楽をやめますと言ったら、何人の人が悲しみますか?」
(クラウス・ヘルヴィッヒ先生)
そう問いただされた時私は、音楽人生で最大のスランプを迎えていました。
レッスンやコンサートを控えているのにピアノの蓋を開けただけで
吐き気がするので、先生に電話をして、正直に「ピアノを弾きたくなくなった」
と相談しました。
先生はそんな私をご自宅に招いて下さり、食事の席でこの質問を
投げ掛けられたのです。
考えてみると、今までに大金を投じて育ててくれた両親と、子供の頃から
かわいがって下さった先生方のほかに「青柳」がピアノをやめて本気で
悲しがる人は確かにいません。
つまり先生が言いたかったのは、こういう事です。
「音楽はあなた無しでも悠然と存在する。
あなたは音楽無しで悠然と存在できますか?」
興行的な成功や認知度を差し置いても、本気で音楽を欲してさえすれば
満ち足りているのが音楽家の筈なのです。
今でも心に残る貴重な言葉です。
青柳晋(ピアノ)
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