月光の夏 ― 2012年08月14日 09時23分

明日は、終戦の日です。
終戦の日の12時の時報と共に、私も参加している朗読劇
「月光の夏」が開演致します。
あ、ちなみに・・・朗読で参加しているのではなく、
「ピアニスト役」としての出演で、一言も話す事は無いのですが、
ピアノを演奏致します。
月光の夏。
ご存じの方も多くいらっしゃいます。
二人の特攻兵が出撃の前に、小学校に置いてあるグランドピアノを
弾きにやって来た・・・
というところから始まるお話です。
実話です。
この「月光の夏」に参加し始めて、今年で6年目となります。
毎年、毎年、こころが痛みます。
でも、朗読劇の中にもこのセリフがありますが、
「語り続けていかなくてはならない事」だと思います。
8月15日(水曜日) 12:00開演
北沢タウンホール
ピアノ・ソナタ「月光」による
朗読劇 月光の夏
原作・脚本 毛利恒之
演出 鈴木完一郎/原田一樹
出演:小高三良、清川佑介、山田珠真子、古田美奈子、仲道祐子
お問い合わせ:劇団東演03-3419-2871
仲道祐子(ピアノ)
ガーシュウィン ― 2012年08月14日 09時43分

CDとリサイタルのご案内です。
今年6月に2枚目となるアルバムを発売させていただきました。
今回はガーシュウィンのアルバムです。
今回のせんくらでも、リサイタルで彼の曲を演奏します。
ガーシュウィンの音楽を語る場合、ジャズとクラシックの融合された
音楽というのが一番分かりやすい説明の仕方だと思います。
彼は元々ジャズの音楽を作っていましたが、心の中ではクラシック
音楽に対する憧れが強くありました。
ラヴェルやストラヴィンスキーをはじめ、多くのクラシック音楽家の
元を訪ね、教えを乞おうとした程です。
彼の曲を演奏していると、そうした音楽に対する情熱、探究心を強く感じます。
私は、今まで10年間ニューヨークのジュリアード音楽院で学び、
その生活の中で自然とジャズを耳にする機会も多くありました。
ヴィレッジヴァンガードという老舗のジャズクラブにはよく行き、
一流の音楽家の演奏を間近で聴くことが出来ました。初めて生の
ジャズを耳にした時の感動は、今でも忘れません。
ジュリアードではクラシック音楽家の為にジャズのクラスがあり、
一流のジャズ演奏家からコードやスケール、スウィングのことなどを
学び、その年の終わりにはミニコンサートで生まれて初めてドラムと
ベースと共に演奏しました。
作曲家のラヴェルは、アメリカを訪れた際には必ずジャズクラブに
入り浸る程ジャズに魅せられた音楽家の1人です。彼のピアノコンチェ
ルトの第二楽章などは、本当に色濃くジャズの影響を受けています。
ガーシュウィンがクラシック音楽に魅せられた様に、クラシックの
音楽家がジャズに魅せられ、影響を受けるという事もまたあるのです。
39歳の誕生日を迎える前に、脳腫瘍を患って他界したガーシュウィン。
人懐っこい性格で、多くの音楽家からも好かれていたようです。
現在の混沌とした世の中にあって、この世のすべてを受け入れ昇華した
ガーシュウィンの音楽を通し、少しでも心を軽くしていただけましたらと思います。
中野翔太 ピアノリサイタル
「次なる挑戦は、ガーシュイン」
9月30日 (日) 16:45~17:30
青年文化センター
パフォーマンス広場
お会い出来ることを楽しみにしています!!!
中野翔太(ピアノ)
ピアニストの卵、夏の特別修行 ― 2012年08月14日 09時50分

こんにちは。
前回申し上げましたように、今回は年一回の夏の講習会について
お話させて頂きます。
私は一週間ほど前まで、鹿児島県の霧島で開催されました
霧島国際音楽祭に受講生として参加しておりました。
私は、ここ何年かずっとこの音楽祭に参加させて頂いているのですが、
自然が豊かな霧島の地で素晴らしい先生方と仲間に囲まれ、
マスタークラスに沢山のコンサートの鑑賞等の充実したプログラムで
たっぷり2週間、音楽に集中出来る素晴らしい場所です。
マスタークラスやコンサートも本当に素晴らしいのですが、
地元霧島の皆様がボランティアで(学生のお財布に大変優しい
お値段で)用意してくださいます野菜たっぷりのランチビュッフェでは、
講師・アーティストの先生方や関係者の皆様、そして受講生たちが
入れ替わり立ち代り賑やかに過ごし、普段余りお話が出来ない他の
楽器の先生方とも思いがけずお話させて頂いたりして、大変楽しい
交流の場でもあります。
今年などは、出して下さってからものの5分もしない間に皆のお腹に
消えたデザートのパイについて、
「ブルーベリーパイ美味しかったですね!」
と他の方と話していると、
「ブルーベリーパイ?どこにあるの??」
と横から声を掛けられ、そちらを向くと何と講師のある先生
(日本を代表する素晴らしい音楽家)が一生懸命パイを探していらっしゃった...
という信じられないような状況も発生します。
私は、
「無くなってしまいました、すみません!!」
と、反射的に必死に謝ってしまい(自分だけが食べた訳ではないのですが)、
すると
「ああ、そうだったの...」と穏やかに仰りつつ、餡パン(こちらも大変
美味しかったのですが)を持って何となく悲しそうに去って行かれた
その先生の背中が忘れられません...。
このように(?)、先生方と共に2週間過ごして普段見られない一面にも触れ、
そしてご自分の本番の舞台に臨む背中を間近で見せて頂くことで、
これほど素晴らしい先生方でも常にすごい努力を重ねていらっしゃる
のだから自分はもっともっとやらなくては、と素直に感じられることも
音楽祭の大きな魅力の一つです。
今回は私の夏の特別修行の期間の色々な経験についてお話し
しましたが、次回(最終回)は内容の予告をしないことにさせて
頂きたいと思います。
大変恐縮ですが、次回もお時間がありましたらお読み頂けますと幸いです。
(写真は霧島連山)
美世真里奈(ピアノ)
メンバー紹介【4】 ― 2012年08月14日 11時12分

1966カルテット自己紹介リレー、ラストはピアノの江頭美保です。
この度、仙台クラシックフェスティバルという大きな舞台に出演させて
頂く機会を頂き、大変光栄に思います。
1966カルテットの公演の他、ヴァイオリン花井悠希ちゃんの
ソロコンサートでは伴奏も務めさせて頂きます。
会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています♪
どうぞ宜しくお願い致します。
皆が書いていたように、私にとっても1966はとても楽しく心地の
いい場所です。
こういう仲間と音楽が出来るというのは幸せですね…♪
1966カルテットの活動はこちらで更新しています!
http://ameblo.jp/1966quartet/
さて、私は本を読むこと、映画を観ること、散歩すること、美しい景色を
眺めること、コーヒーを飲むこと、そして美味しいものを食べることが大好き!
そうそう、仙台も美味しいものが沢山あるみたいですね…♪
メンバーの皆と同じく、今回が初めての仙台です。
以前から是非訪れたいと思っていたのですが、それがこのような形で
実現するとは本当に幸せなことですね。
緑が溢れ、歴史もあり、食べ物も美味しく素晴らしい街だと聞いています、
とても楽しみです。
そして、2011年に震災の被害を受けられたこともやはり忘れられません。
仙台に住む友人たちから様子を聞き心配したことを昨日のことのように
思い出します。
わたし一人の力はごく小さなものではありますが、しっかり演奏して、
復興に向かう仙台を少しでも応援出来たらと思っています。
ではでは、
自己紹介リレーを終えて、
次は何の記事でしょうか♪どうぞお楽しみに~!
江頭美保(ピアノ)
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