本を書く ― 2012年08月28日 10時27分
今年は演奏する、作曲するのほかに、
「本を書く」ことに乗り組んでいます。
その中で、フルートを吹く上での音の成分や、
方向性の話を書きたいと思ってますが、
面白いことがかけそうです。
音は静止しないで動いてるとしたら、
時間軸の未来へ突き進むようにいかに吹くか。
進むべき道がわかると、音は一人でに動き出す(鳴り出す)のです。
エネルギーの循環サイクルのようなものも
それでだんだんわかってくるようになってくるんですね。
面白いです。
いつか皆さんにそんな詳しい話をお届けできたらなと思ってます。
荒川洋(フルート)
ショパン ― 2012年08月28日 10時49分
その昔“ヘクサメロン変奏曲”という、
リストを中心に、タールベルク、ピクシス、ヘルツ、ツェルニー、
ショパンという当時のピアニスト兼作曲家6人が、ベッリーニの
オペラの素材からつくった変奏曲で腕を競い、ある慈善演奏会の
ために合作した作品のショパンを担当した事があるという理由だけで
当時その曲を共演した恩師のペーター・レーゼル氏からは
いまだにミスター・ショパンと呼ばれている私(苦笑)。
実は、今まで自分からプログラムとしてショパンを選んだ事は、
ほとんどありません。
昔からなのですが面白い事にシューベルトの作品に取り組んで
いるとショパンを弾く機会を呼ぶようなのです(笑)
実は今回せんくらでショパンをというお話を頂いたのもちょうど私が
シューベルトの作品に取り組んでいた時で、ショパンという名前を
聞いたときは思わずオッ!と小さく声がでてしまいました(笑)
どうやら神様は私を常に対極な方向へ連れて行きたいらしい・・・
性格の違う2人の楽曲を分析し対照的な部分を探すと数えきれない
程でてくるわけですが、同じく興味があるのはやはり2人の人生に
おいての様々な相違点。
例えば一つだけあげるとしたら・・・
人生の半分近くをパリで過ごし、外国から祖国ポーランドを想い
続けたショパンと、ほとんど外国にでることなく、生涯オーストリア
国内で生きたシューベルト。
まずそれだけでも十分な視点の違いがあると想定できますね。
シューベルト目線でショパンに入るのもなかなか面白いですが
やはり実際弾いてみると・・・
ええ、もちろん気持ちは切り替えないと難しいです(笑)
ゲルティンガー祥子(ピアノ)
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