Seoul ― 2012年09月17日 10時03分
アジアで公演した2つのことを書こうと思います。
まずは、ソウルで上演したプッチーニ作曲オペラ「蝶々夫人」。
昨年、5月に東日本大震災のチャリティー公演として歌いに行きました。
場所は韓国ソウル、セジョンセンターです。
韓国へ歌いに行くのは2度目でした。
演出はイタリア人でしたが、着物は不思議な芸者風、
花魁を意識したようです。
舞台上には突然、戦国時代の旗を持った男性が現れてしまったり...
どうしようかと思いましたが、以前ヨーロッパで観劇したものの中
でもかなり中国に似た演出もありました。
日本と中国の違いは海外の人にはわかりにくいようです。
日本の美はとても繊細で素晴らしいのですが。
食事の面では、美味しくキムチやお肉を頂く機会が多かった
ソウルですが、オペラのリハーサルは数週間に及びますので
日を追う毎に少し大変になってきます。
同じホテルに滞在していた日本人やイタリア人と外食する時には、
なるべく唐辛子の少ないものを頼んでホッとしてみたり。
中国滞在も食事には注意していました。
日本の食事が一番体に優しく、安心です!
パワフルで洗練されたソウルでチャリティー公演という意味の
ある舞台で蝶々さんのお話をオペラ歌手として伝えられた喜びは
一生忘れられません。
終演後のサイン会には大勢のお客様が並んでくださり、
日本人であることを誇りに感じる時でした。
安藤赴美子(ソプラノ)
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